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続報1(会説):「新生」備後表地元寺社に(中国新聞)

更新日:10月16日


継承会の支援で栽培

福山産イグサ使用

「仕上がり見事」と好評


なぜ見出しがカギ括弧付きで「新生」となっているか、その心は読み取れませんが(記事内容のどこからも読みとれない)、何も変わらない伝統そのものの備後表です。まだ数軒の農家が、備後で精を出しています。何事もゼロになってからでは、取り返しがつきません。700年続いたものなら次の700年に、400年なら次の400年、ただそのまま後世に継承したいというのが現代を生きる当会の活動趣旨です。


イグサによる畳文化を継承するのか、断絶するのか、それともその在り方を大きく変えるのか。今を生きる私たちが問われています。


これだけ畳需要が縮小している中、約8割を外国産畳表(イグサ)に頼り続けるなら、日本のイグサによる畳文化の継承は難しいでしょう。例えば、漆(ウルシ)のように、畳表(イグサ)も、国策としてその一部を国産化に踏み切る時です。象徴性の高い備後表を保全・継承することは、他地域の産地興隆にも寄与し、日本の畳文化そのものを継承するために必要不可欠です。


現在、畳表の原料となる国内のイグサ作付面積は過去10年で半減し、500haを切りました(ほとんどが熊本県産)。外国産輸入量が畳表重量換算で、その約4倍。そして、備後地域産は、わずか数軒で合計1ha程度(~未満)、2~3桁違います。備後表が少し頑張っても、商業ベースで他地域と摩擦は起きません。もはや熊本の人材や先端技術、資本がなければ、備後産地は成り立たないのが現状です。また、日本が頼る海外生産地に畳表の現地需要は全くなく、文化的依存もないので、ある日突然生産をやめる可能性があります。このような状況で、絶大なブランド力を維持する備後表をゼロにすることは、日本の畳文化継承にとって大きなマイナスです。


令和新時代の・・・、新しく表替え・・・、もしくは継承会が新参者ということか・・・。インパクトあり過ぎる見出しで、反響大です。ただ、どの記事もタイトルも、当会は、事実を切り取った一つのモノの見方に過ぎないと考えています。切り取られた素のものをそのまま紹介したいので、なるべく記事内容にはコメントしないようにしていますが、、、反響が大きすぎまして、、、社説ならぬ会説(解説)でした。


イグサ栽培そのものは、会員の佐野商店さんによる三世代受け継がれた事業です(中断期間あり)。


11/2-4は明王院で本堂内陣の一般公開、11/6-7は蓮華寺で中継ぎ手縫い職人研修会(一般参加・見学可能)です。いずれも人数制限あり。詳細は他ニュース参照ください。

2021.10.12中国新聞(転載許諾)

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