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執筆者の写真bingo-omote

7/16 鞆事務所(重伝建内)を開設しました。

更新日:2022年7月19日

備後表のさらなる普及啓発等を目的として、福山市鞆町の重要伝統的建造物群保存地区の中心地にある古民家に、本会鞆事務所を開設しました。建築は江戸時代(18世紀前期)まで遡るとされ、鞆町家の中でも有数の古例の1つで、伝統的建造物に特定されています。


実際に様々に使用しながら、実測・構造調査しつつ、地域協働で、保存・活用(「再利用」という概念を援用)を考えてゆきます。後世の改築となりますが、畳の部屋もたくさんあり、備後表を使い放題(表替え実証実験~実用展示)です。


玄関入って、通り土間、坪庭を経て蔵のある敷地奥までは、30メートル近くあります。

福山市鞆町821-1(グーグルに住所登録申請中。とりあえず「備後表継承会事務所」で検索できます。)


大迫力の小屋架構。棟高約10メートルの3階建て相当。


デザインチェックのため(本当は取材用の急ごしらえ)仮設した看板(白木)


備後柿渋塗り仕上げ中。唯一の現存工場で製造された備後柿渋ですが、この地域の至宝も備後表と共に保存・活用できたらよいですね。


古民家再生のエキスパート平野建築設計室(倉敷)(所長の自邸は蔵3棟です。)と協働で調査。古民家経験のない建築家には難しい(見た目だけリノベでほぼ失敗する)、古民家保存・活用(再利用)のための相談会などもここで出来たらよいですね。もれなく備後表を使っていただだくことになりますが・・・一部でよいので是非。


酷暑の中、福山大学建築学科の学生達も、実践研究挑戦中。「古民家リノベ」に憧れるが、現実は甘くないことを知りつつあります。


やはり、建築の基礎調査が重要です。かつての報告書などの図面や記述内容も、検証する必要があります。


しかし、まずは、お掃除から。学生達、暑い中よく頑張ります。夏休み期間中も、継続して調査しつつ、活用します。


町内の三好デンキさんのご厚意で、たまたま調査当日あった中古冷蔵庫を入れていただきました。斜向かいの澤村船具店さんの駐車場をお借りしました。ありがとうございました。

熱中症対策は必要で、エアコン設置予定です。


建築は、人と社会の中でしか存立しません。

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